TAKIHYO FOR GOOD(タキヒヨー株式会社のサステナブルサイト)

#3 大妻女子大学SDGsファッションブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」産学連携プロジェクト

「売れる」商品を作るために必要なことを企業と学生が“一緒に”考える #3

前回に引き続き、今回も「m_r tokyo」×タキヒヨーの産学連携プロジェクトから生まれた商品をご紹介します。

商品のラインナップは「m_r tokyo」の公式Webサイトからもご覧いただけます。
m_r tokyo x タキヒヨー – m_r tokyo (fashion-mr.tokyo)

大妻女子大学SDGsファッションブランド「m_r tokyo(マール トウキョウ)」産学連携プロジェクト | __ for good(オウンドメディア)| TAKIHYO FOR GOOD(タキヒヨー株式会社のサステナブルサイト) #1

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5. コーデが一気に華やぐ主役級トップス
「フリルカラートップス」

フリルカラートップス – m_r tokyo (fashion-mr.tokyo)

商品の特徴:2wayの着こなしが可能なフリルカラーとカットソーのアンサンブルアイテム。肩から少し落としてオフショルダーやワンショルダーのような着こなしを楽しむことができます。パステルカラーの3色展開で、顔周りをぱっと華やかに彩ってくれます。上品エレガントなオーガンザ素材は光沢感があり、いつものスタイルを格別にしてくれます。着こなし方や合わせるアイテムによって印象をガラッと変えることができるため、コーディネートに心踊ります。

この商品を企画した理由・想い
複数の装飾を付けたり外したりして、印象を変えることのできるウェディングドレスから着想を得て企画しました。フリルカラーは、なりたいイメージに合わせて自由自在に変化させることができます。ボリュームのあるスカートと合わせてフェミニンで女性らしく、ワイドシルエットのパンツと合わせてカジュアルダウンするなど幅広いスタイルを叶えられます。着こなしパターンのバリエーションが豊富なため飽きがこず、長い期間愛用していただけます。

デザイナー宮本:
学生さんらしい遊び心のある企画に仕上がっています。友達同士で色違い、着方違いでコーディネートすると楽しそうですね。

6. 色と素材感で楽しむトップス
「袖メッシュ配色ポロシャツ」

袖メッシュ配色ポロシャツ – m_r tokyo (fashion-mr.tokyo)

商品の特徴:カラフルな配色なので、このポロシャツ1枚でコーディネートが決まります。シンプルなデザインなのでスカートやパンツ、どちらにも合わせやすい王道ポロシャツです。
スポーティでベーシックなメッシュを組み合わせているため、肌見せに抵抗がある方でも挑戦しやすいデザインです。

この商品を企画した理由・想い
どれだけ時間がたってもワクワクや遊び心を忘れないでほしい。そんな想いを込めてこの商品を企画しました。年齢を重ねるにつれて好きな色を着ることを諦めてしまうことや、固定観念から似合わないと決めつけてしまうことがあると思います。そんな、諦めてしまいがちなパステルカラーを定番アイテムのポロシャツに昇華させることで、年齢問わず愛用していただける一着にしました。

デザイナー宮本:
ポロシャツデザイン×シアー素材の組み合わせが新鮮です。ヘルシーな肌見せバランスなので、年齢問わず着やすそうです。

7. 取り外せる襟がポイント
「2Way ジャガードジャケット」

2way ジャガードジャケット – m_r tokyo (fashion-mr.tokyo)

商品の特徴:ジャガード生地を使用した、上品でありながらも季節問わずに使えるジャケットです。
襟が取り外し可能となっており、襟付きできちんとした上品な雰囲気にも、襟を外したスタンドカラーでカジュアルな雰囲気にも合う、とっておきのアイテムです。

この商品を企画した理由・想い
毎日のコーディネートに悩む女子大生が多い点に着目し、高級感のあるジャガードの生地を使用して、コーディネートの主役になるトップスを企画しました。ボトムスに何を合わせてもスタイルアップが叶い、襟の取り外しが可能であることから、さまざまなファッションのテイストやシーンに合わせて着ていただけます。このジャケットが少しでも日常を彩るお手伝いができればいいなと思います。

デザイナー宮本:
重厚感のあるジャガードに、軽やかなシアー素材を合わせることで、おしゃれに着やすくなっています。あえて、カジュアルなデニムパンツと合わせてコーディネートするとかわいく仕上がりそうです。

8. 着心地の良さ抜群 おうち時間の気分を上げてくれるルームウェア
「オーガニックコットンルームウェア」

オーガニックコットンルームウェア – m_r tokyo (fashion-mr.tokyo)

商品の特徴:地球にやさしいオーガニックコットンを使用した、上品でナチュラルな色目と肌触りが特徴のルームウェアです。伸縮性があり、着心地が良い素材感にこだわりました。裾にリボンレースを付け、カジュアルすぎないデザインに仕上げました。

この商品を企画した理由・想い
おでかけ着に比べて、ついおしゃれが後回しになってしまうルームウェア。おうち時間も簡単におしゃれでかわいくなれるセットアップのルームウェアを企画しました。さらに、素材もサステナブルなものにこだわりたく、オーガニックコットンを使用した商品を作りました。

デザイナー宮本:
コロナ禍を経て、おうち時間の大切さに目覚めた方も多いかと思うので、おしゃれなルームウェアという着眼点がいいな、と思いました。カジュアルさとかわいらしさのバランスがすてきです。

今回のプロジェクトを通して、私たち作り手側にも学びや気づきが多くありました。タキヒヨーのデザイナーに「m_r tokyo」との産学連携プロジェクトについても総評をしてもらいました。

総評

デザイナー宮本:
学生さんの企画書には、ターゲット層への市場調査と等身大の自分の「着たい」気持ちが反映されていて、興味深く拝見しました。私は、30~50代の大人世代をターゲットにした商品企画をしており、私自身も大人世代なのですが、ファッションに関する悩みというのは、意外と年齢が違っても変わらない、普遍的なものなのですね。
ファッションとは、年齢関係なく自分を輝かせてくれるものであり、その気持ちをどう商品に落とし込むかが、デザイナーの腕の見せ所なんだな、という気持ちを改めて再認識させていただきました。

「m_r tokyo」の想いがたくさん詰まった商品の一つひとつをご紹介しました。

商品の向こう側の消費者のお悩みを解決したい、「あったらいいな」を形にしたい、何より着る人を笑顔にしたい。

ものづくりが想いを形にする過程を知ることで、「買う」ことの解像度が上がりました。
さて、次回はまた座談会に戻り、このプロジェクトを通して学んだことや”気づき“について語り合います。

「売れる」商品を作るために必要なことを企業と学生が“一緒に”考える #4 に続く

プロフィール


宮本 茜(みやもと あかね)

ジーンズソムリエ資格も有するデニムボトムのプロフェッショナル。入社当初は30代から50代の大人世代の女性をターゲットとしたボトムスのデザインを担当し、経験を重ねながらアイテムの範囲を拡大。現在はフルアイテムのデザインを担当するとともに、年4回行われるレディスアパレル展示会の企画・ディレクションも任されている。


伊藤 千鶴(いとう ちづる)

広報・IRチーム。社内外の広報、情報発信に長く携わってきた“社内ジャーナリスト”。豊富な執筆、編集経験を生かし、_ for goodでは「中の人」としてライティングなどを担当。