#0 はじめまして ― 國澤あや乃のこと
目次
- 新企画「study for good -「学ぶ者」國澤あや乃がいま考えること」とは
- はじめまして―國澤あや乃のこと
- 海外ブランドとの取引業務がコラム始動のきっかけ
- 今後の課題とは
1. 新企画「study for good -「学ぶ者」國澤あや乃がいま考えること」とは
「study for good -「学ぶ者」國澤あや乃がいま考えること」は、この4月から入社2年目に突入した私が「ものづくり」にまつわるあらゆるテーマをピックアップして、皆さんと一緒に考え学んでいくコンテンツです。
ここでは「ものづくりを強みとする商社」で働く若手社員の私が、まだまだ知識的に未熟ながらも、その等身大の疑問や発見を綴っていきます。そもそも「_ for good」は、サステナブルやファッションのこれからについて皆さんと一緒に語り考えあうことを期待して立ち上げました。その中の一企画であるこのコラムも同様に、ものづくりにフォーカスしたテーマに関して、読んでいただく皆さんと各々のタイミングでじっくり考える機会にできればと思います。
本格始動する前に、今回はその番外編として、私のバックグラウンドやコラム始動に至るまでの背景をご紹介いたします。
2. はじめまして―國澤あや乃のこと
手ぬぐい集めと蕎麦屋巡りが好きです。最近は、近所の寺院で写経を始めました。
2023年に立教大学 経営学部 国際経営学科を卒業し、タキヒヨーに入社しました。
学部ではビジネスコンテスト等を通して、組織におけるチームビルディングやリーダーシップについての学びを深めてきました。良くも悪くも多様な価値観が共存する中、ひとつのチームとして共通のゴールに向かうことには困難がありました。一方で、考え方や解釈の違いは自分にとって未知の発見であり、非常に面白かったことを覚えています。サステナブルに対する意識の違いもそのひとつです。私は高校卒業まで大自然北海道で育ち、澄んだ空気や透き通った水に囲まれ、野生動物を見ることも稀ではありませんでした。豊かな自然が当たり前すぎたこともあり、サステナブルへの興味関心が薄く、深く考えるタイミングがないまま過ごしてきました。しかし、大学で出会った友人の多くは動物・水・森林など自分が特に大切にしたい対象を抱いていて、学生団体やインターンシップで自分なりのアウトプットをしていました。私はそのような環境で4年間を過ごし影響を受け、特定分野へのコミットにこだわりは無いものの、「サステナブル」という概念を地球全体で推し進めていくことを「自分事」として捉えるようになりました。
3. 海外ブランドとの取引業務がコラム始動のきっかけ
サステナブルセクション配属後は主に、ヨーロッパやアメリカのブランドがサプライヤーである私たち企業に対して要求するESG関連書類等の、社内精査業務に携わっています。業務を通して、化学物質規制・動物福祉・人権・各国法規制への対応・サステナブル認証…など幅広い領域において、サステナブル先進国の具体的なアクションを学んでいます。要求はなかなかハードなため自分の知識不足を実感すると同時に、原料・糸・生地・最終製品を作るたくさんの企業と関わる繊維商社の一員として、すべてを自分一人や一組織内で抱え込んではいけないと思うようになりました。
おそらく、同じような状況におかれ壁にぶつかっている方がいるはずです。このコラムで皆さんと一緒に素朴な疑問を一つひとつ解決していくことが、地道ながらも「世の中をもうちょっと良くする」ための近道であり、より「自分事」として行動を起こすきっかけになるのではないかと考えました。
4. 今後の課題とは
1年前に入社してファッションビジネスに携わり始め、消費者に届くまでのサプライチェーンの複雑さに驚きました。サステナブルは、ものづくりをする側のどこか一カ所だけが取り組めばいいということではありません。サプライチェーン全体で、それこそ「ひとつのチーム」として共通のゴールを目指していく必要があると考えます。これまで散々負荷をかけてきた地球環境をいたわるためには、一朝一夕にはいかない何だか難しいことに取り組む必要が出てきそうです。きっと立場が違えば意見も異なりますが、それも私にとっては新たな発見です。みんなで意見を共有しすり合わせていくことで、徐々に地球へポジティブインパクトを波及させていければと思います。
今回はサステナブルにフォーカスした話になってしまいましたが、今後はものづくりにまつわる疑問や課題であれば制限なく取り上げていきたいと思います。
私自身も、少しでも早く成長できるよう努めていきます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール
執筆
國澤 あや乃(くにさわ あやの)
サステナブルセクションプロダクションチーム。タキヒヨーのものづくりやビジネスに取り組む姿勢に魅力を感じ、2023年入社。「学ぶ者」としての視点から_ for goodに関わり、サステナビリティのプロフェッショナルを目指す。